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シャネル【CHANEL】のギャランティカード・製造番号(シリアル)シールがなくなった件について/RFIDってなに?

ブランド :

シャネル
DATE / 2021.07.12

シャネルが変わりました!

シャネルのバッグや小物には、固有の番号を示すための数字が記されています。

シャネルをお持ちの方には常識として認識されていることですよね。

本体には『製造番号(シリアル・固有番号)シール』が製品の片隅に貼られ、その番号と同じ番号が印字されている『ギャランティカード』も一緒に付属することがシャネルの常識でありました。

シャネルといえば、創業100年を超えた歴史あるブランドで

ほとんどモデルチェンジのないフォルムのマトラッセなどは、見た目ではいつの時代の製品かわからない!それほど普遍的なデザインが人気のバッグも存在します。

そんな定番として毎年製造されているバッグが、いつの時代に製造されたものかを知りたい場合はその商品の固有番号でおおよその製造年がこれまでは判別することができました。


以前のブログ記事では最新の製造番号が30番台となっていますが、現在は31番台・32番台も確認できています!

2021年5月製造より変更

固有番号シールとギャランティカードが2021年5月製造の商品から、なくなりました。

2021年5月製造のシャネル製品から、シリアルシールから金具のプレート(ICチップ)に変更になりプレートには固有番号が印字されています。

固有番号は、ランダムな数字・アルファベットが印字されることになりました。これまでに規則性のある固有番号ではありません。

しばらくは、シール&ギャランティカードの製品とプレートの製品が混在してブティックでも販売していくこととなるでしょうが今後製造されるシャネルの製品はプレートが付けられギャランティカードも付属しないものとなります。

埋め込まれたチップの中に商品情報が入っていて、その情報を読み取れば商品の製造過程や購入先なども判別できるということでしょう。(チップの中の情報は何が入っているかはわかりません。製造したブランドのみがわかるということになります。)

人気が故に模造品も多いラグジュアリーブランド。このICチップによって模造品の撲滅ができるということです。

2022年8月追記

お財布でもランダムシリアル発見!

小物類はプレートではなくシリアルシールのまま製品に貼り付けられています。

最近耳にするRFIDって?

GUやユニクロでお買い物をすると、最近はお会計が瞬時にでてきますよね。最初、本当にあれにはびっくりしましたが・・・。

数年前から話題となっているRFID(radio frequency identifier)と呼ばれるもの。

『RFタグ』『ICタグ』などいろんな呼び方があるみたいですが、要は商品のデータがどこかしらになにかしらの方法で埋め込まれているということです。

GUやユニクロもそのRFIDを使用して商品を管理しているから、一瞬でお会計できるということなんですね。

そしてその流れがラグジュアリーブランドにも浸透していて、ついにシャネルもということになります。

ちなみにFENDIはいち早く繊維タグにこのRFIDが使用されています。繊維タグなので切り取りも可能になっています。さらにルイヴィトンも2021年製造から切り替わってきていて製造番号がついていない製品が出回っています。

とにかく、今は絶賛切り替え中でブティックで購入する場合、仕様変更前と仕様変更後が混在している状況です。

いずれにしても来年、再来年にはシャネルのギャランティカードも消え、ルイヴィトンの製造番号も消滅するということですね。

時代が変わったなと・・・実感中です💦

RFID採用でリユース業界はどうなるの?

ルイヴィトンの製造番号は、おおよその製造年が判別できていました。シャネルの固有番号も。

なにかしらの法則に基づいて、その商品がいつ頃の商品はが判別できていました。

しかしRFタグの採用によって、2021年以降に製造の商品は固有番号で製造年の判別は難しくなったということになります。

定番として毎年コンスタントに製造されている商品は、固有番号がないと見た目では本当にいつの商品かは判別不能になります。

いずれにしても、しばらくは

シャネルとルイヴィトンのRFIDが採用された商品=2021年以降に製造されたもの

と判断されるため、高価買取となるでしょう。もちろんRFタグ以外のポイントも見極めて査定をさせていただきます。

今後の高額査定の重要なポイントは?

今後さらにRFタグが採用された商品が増えてきた場合、高額査定のポイントとなることが

『商品自体の状態』に加え

『購入時のレシート』の有無が重要となると思います。

商品の見た目では購入時期が判別できない場合、購入時のレシートがあることでその商品の購入時期を知らせることができます。

これがさらに高額査定を狙えるポイントとなります。ぜひブランド品を購入した際は購入レシートも一緒に保管をお勧めいたします。

近年では、このレシートの偽造も頻発しているということですので・・・ぜひとも、原本をお持ちの方がよいかと思います。

ラグジュアリーブランドの人気を引っ張っている『CHANEL』と『LOUIS VUITTON』がRFタグを採用したということで2021年はリユース業界でも大きな変化の年となりそうです。

残るは『HERMES』が採用することになるか・・・。かなり気になるところであります。

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