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エルメスエールバッグ・ジップは2009年から登場したコレクション。
主にキャンバス地とレザーのコンビネーションでデザインされたバッグです。オールレザーのコレクションとは違い、キャンバス地メインのバッグのため、価格帯も控えめで軽量。
初めてのエルメスバッグとして最適とも言えます。
なかなか直営店やオンラインブティックでの購入が難しいと言われているエルメスの製品の中では、比較的(運が良ければ)購入しやすいと言われているコレクションです。
今回は、エールバッグ・ジップを掘り下げてみようと思います。
エールバッグ・ジップの前身モデルは、爆発的人気となった『エールバッグ』。
分解することのできるバッグとしてシンプルなデザインながらも遊び心満点のシリーズで大人気となりました。1998年から登場し2006年頃まで販売されていました。
生産終了して10年以上経過していますが、二次流通ではまだまだ人気健在のエールバッグです。
2009年に登場以来、たくさんのカラー、そして素材違いが登場しています。国内定価が30万円代後半からとエルメスのバッグコレクションの中では購入しやすいバッグです。
発売初期から基本の形となっているエールバッグジップ。
ケリーにもある「外縫い」「内縫い」。
エールバッグ・ジップにもこの違いがあります。エールバッグ・ジップは主に外縫いのためかっちりとした印象になります。キャンバス地はトワル・オフィシエ、トワルHを中心にアレンジが加えられた素材も登場しています。
素材/トワルH《ベルリンヌ》
素材/トワルH〈ベルリンヌ〉
素材/トワルH〈ベルリンヌ〉
トワルH ベルリンヌ(Toile H Beline)は定番のトワルH生地を特殊加工し、レザー風に仕上げたキャンバス地です。一見、レザーと見間違えてしまうような見た目です。
エールバッグ・ジップ ルトゥルネは「内縫い」のためややカジュアル感のあるバッグです。素材のトワル地も様々な種類が登場しています。トワル地の素材によっても雰囲気がかなり変わってきます。
素材 トワル・ミリテール
素材 トワル・ミリテール
素材/トワル《ヴァイキング》キャドリーユ
トワルH・レリーフ《ブリッド・ドゥ・ガラ》
ナイロンとコットンをミックスして織られたキャンバス地です。
エールバッグ・ジップ 31 ルトゥルネ ラッカーはベルトの留め金部分のクルー・ド・セル部分にラッカー塗料を塗っているタイプ。定番のエールバッグ・ジップとは一味違ったバッグです。
「ヴェルソ」シリーズは、裏側が正面とは別カラーになっているコレクションです。versoとはフランス語で「裏」を意味します。正面から見るとわかならいところにしかけがあるところもエルメスらしい遊び心です。
バッグ内側も本体とは別のカラーとなっている「ヴェルソ」シリーズ
エールバッグ・ジップはカラーバリエーションが豊富、必ず好みが見つかる、そんなコレクションです。キャンバスとレザーのコンビネーションが、他のエルメス製品と一味違った雰囲気を出してくれます。
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