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グランドセイコー『グランドセイコー(Grand Seiko)』は今や国産時計として世界を代表するメーカーになってはいるものの、
「セイコーの中のグランドセイコーっていうモデルでしょ?」
と思っている方もまだまだ多いかもしれません。
グランドセイコーの時計は、例えばオメガの「スピードマスター」やロレックスの「デイトナ」のような通称名が存在しません。グランドセイコーのホームページを見ると、似たようなデザインの写真と型番と一緒に並んでいて、
見分けがつかない、時計の違いがわかならい!(実際に私も最初はそうでした。)
しかし、グランドセイコーの時計は派手さはありませんが知れば知るほど奥が深く魅力たっぷり。
一生付き合える腕時計として選ぶにはぴったりの時計メーカーです。
世界にわずかしかないマニュファクチュールのひとつとして、最高の性能と洗練されたデザインの時計を作り出しているグランドセイコーです。
グランドセイコーの始まりは1960年。
1881年創業の歴史あるセイコーの中の1モデルとしてグランドセイコーは最初は登場しました。セイコーの高い技術を持って発売していたグランドセイコーは、2017年にはセイコーから独立し1つのブランドとして確立します。
セイコーのグランドセイコー時代のモデルは文字盤に「SEIKO」の文字が大きく刻まれています。2017年に独立してからはSEIKOの文字はなくなり「Grand Seiko」の文字が目立つようになりました。
グランドセイコーには3つのムーブメントから成り立っています。その3つをご紹介します。
手巻きと自動巻きメカニカルがあります。機械式時計は200~300点ものパーツで構成され、その仕組みを知り尽くしさらに優れた技能を持つ職人の手作業で丁寧に組み上げていきます。
『GS規格』と呼ばれるスイス・クロノメーター規格よりも高い精度基準が1998年制定され、さらにこのGS規格を越える『グランドセイコースペシャル(GSS)規格』が9Sメカニカルには存在します。
熟練の技師が通常の機械式溶けの何倍もの時間をかけて到達できる精度基準のため、1年に限られた数量しか生産できません。平均日差が̟+4秒から-2秒という精度の高さを備える時計には文字盤に「SPECIAL」の文字が書かれています。
キャリバー9S65
キャリバー9S85
自動巻きの文字盤には「AUTOMATIC」の文字があるので手巻きと区別しやすいです。
世界最高峰のクォーツと言われるグランドセイコーの9Fクォーツ。
瞬時に切り替わる瞬間日送りカレンダー、クォーツでも精度調整可能な緩急スイッチ、正しく時を刻むバックラッシュオートアジャスト機構など機械式時計同様、手作業で組み上げる職人技が必要な精巧なムーブメントです。
従来のクォーツでは考えられなかった多機能、そして「薄くて軽いクオーツ」という従来のイメージを覆しました。
くぉーつでありながら、40,000A/mの耐磁性能を持つ強化耐磁シリーズ
スプリングドライブとは、【第3のムーブメント】と言われ、機械式時計に使われる「ぜんまい」を動力源としながら、クォーツ時計の制御システムである「水晶振動子」からの正確な信号によって精度を制御するセイコー独自が開発した駆動機構です。
簡単に言うと、機械式時計とクォーツ時計の良いところを取り入れたハイブリッド型のムーブメントです。
ハイブリッドゆえに組み立ては複雑で、3針モデルで200部品以上、スプリングクロノグラフは400部品以上を組み立てなければいけないという、匠の技を持つ時計職人にしかできない作業です。
1999年に誕生したスプリングドライブですが、その後4年の年月をかけて2004年にグランドセイコー初のスプリングドライブである「キャリバー9R65」が搭載されたモデルが発表されました。
さらに2007年にはスプリングドライブクロノグラフが誕生、2009年には10振動ムーブメント「メカニカルハイビート36000」、さらに2016年には最大約8日間(192時間)の連続駆動を可能にした「スプリングドライブ8Days」も誕生し、日々進化を続けています。
キャリバー9R65
キャリバー9R86
スプリングドライブには文字盤に「SPRING DRIVE」の文字があります。
近年では、グランドセイコーを3つコレクションごとに分類しています。
シンプルなドレスウォッチ。グランドセイコーの代名詞ともいえるコレクションです。シンプルだからこそ、ごまかせない、熟練した職人技が求められます。使えば使うほど愛着のわくヘリテージコレクションです。30代以降のサラリーマンを中心に絶大な支持を受けています。
グランドセイコーの真骨頂とも言えるスポーツコレクション。
グランドセイコーのイメージを覆すコレクションがこのスポーツコレクションです。ダイバーズ、レーシングなどといったスポーツコレクションらしいモデルが多数揃っておりグランドセイコーといえばシンプルなドレスウォッチという印象とは別の顔を見せてくれるコレクションです。
グランドセイコーの超高級ライン。ステンレスだけでなく、18Kイエローゴールドやプラチナなど今までのグランドセイコーでは使用しなかった素材も取り入れて高級感たっぶりのコレクションを創り上げています。
ダイヤルに“漆芸”と取り入れたり、“雪白(ゆきしろ)”と呼ばれる仕上げを用いたりと、日本独自の自然の美をダイヤルで表現していおりそれは、スプリングドライブの製造拠点である信州の景色を彷彿とさせるものであって上品さを生み出すものばかりです。グランドセイコーらしい逸品の数々が誕生しています。
世界中の人々を虜にしているドジャースの大谷翔平選手!
彼は日本のプロ野球で活躍している頃から「セイコーのアンバサダー」として活躍しています。セイコーからはこれまで数々の「大谷翔平モデル」が発売されています。
大谷選手がSEIKOとの深いつながりがあることが証明されていますが、グランドセイコーとの関りも注目されています。
まずは2023年のWBCに出場した際に、大谷選手が着用していたグランドセイコーの時計をヌートバー選手にプレゼントしてことで話題となりました。そして2024年にドジャースに入団した会見時にもグランドセイコーの時計を着用していることで話題に!
今後もユニフォームを着ていない時の大谷選手の手首には注目していきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。シンプルな腕時計の中にたくさんの歴史があり、卓越した職人技が発揮されている日本を代表する腕時計メーカーのグランドセイコーでした。次回はさらに掘り下げていきたいと思います。
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