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エルメスエルメスの定番バッグとして、持ちやすさ上位に必ず名前があがってくるのが『ボリード』。そんなボリードですが、世界で初めてファスナーを用いたバッグだということをご存知でしょうか。
エルメスの3代目社長エミール・モーリス・エルメスは、1920年にハンドバッグ部門を設立、エルメスファスナーの特許も取得します。世界で初めてファスナーを採用したバッグ『ブガッティ』を発表します。のブガッティ名称変更され、1923年に『ボリード』を名付けられます。
ファスナーとは、今では日常的に目にするものです。ジャンパーやデニムにもファスナー、バッグやポーチ、お財布にもファスナー、が付き今ではなんの目新しものではないものです。またファスナーは、『ジッパー』、『チャック』などと呼ばれて親しまれていますよね。
そんなファスナーですが、ウィットコム・L・ジャドソンというアメリカの発明家が1890年に発明。発明した理由の1つとして、ロングブーツを履く際のボタンが面倒であったためにファスナーを考案したとされています。その後、ファスナー製造会社を設立します。
ファスナーの発明当初は、あまり好評ではなかったようです。改良に改良を重ねて大量生産が可能となり1918年にはアメリカの海軍向けの飛行服などにもファスナーが使用されることとなります。
そしてアメリカの航空宇宙製造会社はファスナーを閉める時のシューっという音の擬音“Zip”から『ジッパー』と呼ぶようになり、広く呼び名が浸透することとなりました。
また、ファスナーのことを『チャック』とも呼ぶことが多いと思います。日本ではこの呼び名がいちばんしっくりくるような気もしますが、ファスナーをチャックと呼ぶのはどうやら日本だけのようです。この呼び名はなんと、巾着からきているそうです。ファスナーをチャック印として販売したところ好評でチャックという言葉が浸透したそうです。
エルメスのボリードは、バーキンやケリーのようにエルメスを前面に押し出すバッグではありません。どちらかというと
『控えめにエルメスらしさを演出してくれる』
そんなコレクションです。持ちやすさと言ったらエルメスではナンバーワンと言っても過言ではございません。余計な飾りも付いておらず、ファスナーで大きく開閉でき州能力抜群、控えめにエルメスらしさを押し出せる、そんな素敵なバッグです。
そしてボリードには、一般的なボリードに加え『ボリード1923』というコレクションも存在しています。
現在、ボリードと言えば『ボリード27』『ボリード31』が主なサイズとなっています。この2サイズは、運が良ければエルメスのブティックでも遭遇することが可能なサイズと言えます。1923年に登場しているボリードですので、サイズ、種類と大変豊富にこれまで発売されています。
こちらはボリード27のエトゥープ。
こちらはボリード31のエトゥープ。
ボリードは27、31以外にも、ボリード21(タイニーボリード)、ボリード37、ボリード47、ボリードポーチ、ボリードリラックスなどといった沢山のサイズ感でこれまで発売されています。
ボリード1923は、ボリードの復刻版として発売されたバッグ。ボリードよりはるかにシンプルなデザイン、ファスナーもボリードより大きく開閉できるため、ものの出し入れはよりストレスなくすることができます。フォルムはほぼ変わりませんが、わずかな違いでかなり雰囲気が変わってきます。
ボリードとボリード1923の決定的な違いはボリードの正面にある『マカロン』と呼ばれるプレートがボリード1923にはございません。またボリードにはバッグの半分より上の部分にステッチが入っています。ボリード1923にはそれがございません。ボリード1923は本当にシンプルな造りとなっています。また持ち手の長さも違います。ボリードのほうが持ち手が長く作られています。ファスナーもボリード1923のほうが深めについているために間口は大きく開けることができます。
また、1923の中には片側の外面にポケットがあるタイプも以前作られていました。
こちらのボリード1923 30 スマイル。遊び心満点のコレクション。2018年の秋冬限定の商品です。
ボリード1923にミニサイズが登場しています。今の時代にぴったりなコンパクトなサイズ感と可愛らしいフォルムで今後安定して人気となるコレクションになること間違いなしです。
ボリード1923 ミニ
定価¥668,800(税込)
素材 ヴォー・エバーカラー
ボリード1923 ミニ
定価¥687,500(税込)
シェーブル・ミゾール
定番以外に、レアアイテムも!
ボリード1923 ミニ ブロデ 《ジグザグ》
定価¥1,881,000(税込)
エルメスの職人技が存分に発揮されているボリード1923のミニ ブロデ。丁寧に刺繍された幾何学模様がもう芸術作品といえます。唯一無二の存在のエルメスのスペシャルすぎる逸品です。2018年に登場した限定バージョンです。
ボリード1923は、通常のボリードより中古市場で取引されている数は少ないのが現状です。
ボリードに関しては、リセール市場では日本国内定価より安く取引されている製品が多く(コンディションにもよりますが)、バーキン、ケリー、リンディなどよりは比較的手に入れやすいコレクションといえます。
しかし、最近のコレクションである1923ミニサイズはリセール市場ではまだまだ数が少なく入手困難となっています。カラーによっては定価よりはるかにプレミアムがついての販売となっているケースもが見受けられます。しばらくはこの状況が続きそうです。
エルメスのレザーグッズは常に品薄です。コロナ禍の中でもエルメスが絶好調。エルメスはバーキン、ケリーだけじゃない!1923年から続くボリードは安定した人気を保っています。ブラック、エトゥープは毎年生産されているカラーなため頻繁に買取させていただきます。この2カラーが圧倒的な人気カラーではありますがその他のカラーも喜んで買取させていただきます。また歴史のあるボリードのため、かなり古いボリード、気に入ってたくさん使ったためコンディションがよくない、そんなバッグもあるかと思いますがどうぞ気にせずに査定にお申し込みください。できる限りの対応をさせていただきます。
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