ブランド :
ルイヴィトン1854年に創業のルイヴィトン。160年を超える歴史あるブランドです。これまでに数えきれないほどの新作を発表し、その時代を象徴するアイテムも多数生産されました。
定番コレクションとして発売するものから、コレクションごとに限定販売されるものもあります。また定番コレクションとして販売されても、時代の変化や、不人気、その他の理由でたとえ人気があっても、生産終了となってしまうアイテムも数多くあります。
今回は、廃盤となってしまった今でも人気のあるルイヴィトンの過去の定番コレクションの中から、いくつかピックアップしたいと思います。
アマゾン(AMAZON)
2014年頃 廃盤
ルイヴィトンの斜め掛けのミニショルダーバッグとして、長年に渡り人気の『アマゾン』。モノグラム柄のアマゾンは、1974年に誕生したロングセラーアイテムです。
実は生産終了は2014年頃と、意外にも廃盤になってから長い年月が経過しています。廃盤になってからも使い勝手の良さと、ミニショルダーバッグの流行で今持っていても流行遅れを感じることは一切ありません。
むしろ、今持ちたいバッグです。アマゾンの2箇所に分かれた収納がスマホ社会の現在にはもってこいだと思うんですが・・・このモノグラム柄のアマゾン(M45236)は現在では中古でしか手に入れることはできません。
中古S~A | 10万円~7万円台 |
中古A~B | 7万円~4万円台 |
廃盤から6年が過ぎてしまったため、コンディションの良いアマゾンを探すことは現在かなり難しいです。コンディション良好な場合は高価買取の可能性も。コンパクトな斜め掛けバッグは、廃盤となっても人気傾向にあります。
このアマゾンの形は、ルイヴィトンのアイコン的存在として生き残っておりコレクションによっては限定でお見かけすることも。コレクションごとにブラッシュアップされたアマゾンが発売されています。
ルイヴィトン× NIGO®のコラボでも『アマゾン・メッセンジャー』としてアマゾンのフォルムが復活!
LOUIS VUITTON
アマゾンメッセンジャー(M40379)
日本国内定価 ¥247,500 (税込)
リポーターPM(REPORTER PM)
2015年頃 廃盤
『リポーター』も男女に大人気となったバッグ。サイズはPMとGMが発売されていましたが、GMが先に廃盤に、PMは2015年頃には販売終了となったようです。『リポーター』というその名の通り、TV局のリポーターが持つバッグをイメージして製作されたバッグです。
リポーターの欠点として、保存状態によりバッグ内側に特殊な匂いが発生することです。内側にコーティングされた素材が使用されており、経年とともに特徴的な匂いが感じられるものが多かった印象です。だた生産の後半には改善されたと言われています。
中古A | 8万円~6万円台 |
中古B | 6万円~3万円台 |
リポーターの販売価格は、コンディションとともにバッグ内側の匂いも影響しています。
ナイル(NILE) M45244
2015年頃 廃盤
こちらは大容量が入るショルダーバッグ『ナイル』。名前の由来はエジプトの川から付けられました。この時期は『アマゾン』『ダヌーブ』など河川の名前が付けられたバッグが多く存在します。ナイルも2014年に生産終了。
ナイルはアマゾンを2つ並べたくらいの大きさで、どちらかというと男性が多く着用していた印象です。ヌメ革を使用している個所も角のみのため汚れが目立ちにくく、いつまでも見た目が変わらず持つことができるバッグです。
ただ、小ぶりな女性には少し大きいかなという印象も。
中古S~A | 8万円~6万円台 |
中古A~B | 6万円~3万円台 |
ナイルはストラップ部分が細く、癖がつきやすいため保存状態に注意です。その他は四隅のみヌメ革が使用されているので扱いやすいバッグです。
アマゾンメッセンジャーと同様、 NIGO®のコラボ コレクションとして『ナイル・メッセンジャー』は発売されました。アマゾンやナイルのフォルムがルイヴィトンにとってはアイコンであることが証明されています。
LOUIS VUITTON
ナイル・メッセンジャーPM(N40359)
日本国内定価 ¥284,900 (税込)
ナイル・メッセンジャーは入手困難アイテムです・・・(涙)
トロカデロ(TROCADERO) M51274
2014年 廃盤
シンプルなショルダーバッグとして人気の『トロカデロ』。フランス・パリの地下鉄名、トロカデロ広場の名前がついたバッグです。こちらも2014年に廃盤となってしまっています。
中古A | 7万~4万円台 |
中古B | 4万~3万円台 |
前に記したアマゾンやナイルとの大きな違いが、トロカデロはショルダーストラップがヌメ革で作られているところ。使用とともなって色の変化を楽しむヌメ革ですが、汚れや焼け、雨染みなどで色むらが生じることも。ヌメ革の状態によって中古の価格も大きく変化します。
『トロカデロ・メッセンジャー』としてスタイリッシュになってメンズコレクションで復活です。
LOUIS VUITTON
トロカデロ・メッセンジャーPM(N40087)
日本国内定価 ¥183,700 (税込)
ソローニュ(SOLOGNE) M42250
2015年頃 廃盤
こちらは『ソローニュ』。フラップ開閉式の女性らしいショルダーバッグです。ヌメ革の縁取りと開閉部分の留め具部分が特徴的なバッグで、斜め掛けした時に体にフィットし持ちやすいと評判です。2014年後半には生産終了となったようですが、手にはいらなくなってからさらに人気が出た印象があります。ソローニュとは、 フランス中心部を大西洋へと流れるロワール河と支流シェール川の間にある森と沼地だけの広大な空間がありそこの呼び名だそうです。
中古S~A | 12万~7万円台 |
中古A~B | 7万~4万円台 |
ソローニュはショルダー部分やフラップ部分の縁取りがヌメ革を使用しています。やはり他のアイテム同様、ヌメ革の状態次第で中古価格は大きく異なります。現在、ヌメ革のコンディションが非常に良いものは高額で取引されています。廃盤となって数年経過していますので、コンディション良好なソローニュは、超レアアイテムとされています。
ソローニュとよく比較されるバッグが『ソミュール』。ソミュールも1986年から発売されているロングヒットアイテムです。MMとGMの2サイズが販売されていましたが、GMサイズは早い段階で廃盤に。
エリプス(ELLIPSE)
2012年頃 廃盤
特徴的な形をしたコレクション『エリプス』。90年代に大ヒットしたバッグです。エリプスとは“楕円形”という意味でコロンとしたフォルムが一際目立ちます。しっかりとした作りで、型崩れすることなく長く使用できるアイテムで、代々受け継がれていけるバッグではないでしょうか。
2012年頃には販売終了となっているようですが、人気であったコレクションであることは明確で、エリプスPM(M51127)、エリプスMM(M51126)、エリプスショッピング(M51128)、エリプス・サックアド(M51125)と短期間で廃盤となったアイテムもありますがたくさんのバーションが発売されていました。
中古A | 8万~6万円台 |
中古B | 6万~4万円台 |
廃盤から10年近く経過したエリプスコレクションですが、根強い人気です。コンディションの良い中古も入手が難しくなっていますので、持ち手の状態が良い製品に関しては当時の販売価格より高額で販売されています。ハンドバッグタイプではないエリプスショッピング、サックアドなどは早くに廃盤となっているので中古でもほとんど見かけなくなりました。
ノリータ(NOLITA) N41455
2007年頃 廃盤
廃盤から十数年経過しているとは思えないほど、スタイリッシュな装いのダミエライン『ノリータ』です。型崩れしにくい製法と、ヌメ革を使用していないことから汚れも見にくくいつまでも綺麗に持つことの出来るアイテムです。非常に人気のあるバッグでしたが、ショルダーバッグが主流になってきたころに廃盤に。廃番後も人気は続いており、現在も中古市場では安定した価格を保っています。
ルイヴィトン・・・恐ろしい安定感です。
Aランク | 9万~6万円台 |
Bランク | 7万~5万円台 |
廃盤から十年以上経過してもなお、この販売価格を保っています。型崩れしにくい、レザー部分がこげ茶の牛革を使用しているダミエは、色の変色や汚れが見えにくいため長きに渡り同じ見た目を保つことができます。
ジェロニモス(GERONIMOS) N51994
2018年頃 廃盤
2000年代に大ヒットしたアイテム『ジェロニモス』。街を歩けば何人もがジェロニモスを持っていました。近年は、クロスボディバッグは主流でバムバッグなど数多くのアイテムが販売されていますが、2000年前半は、クロスボディバッグと言えば、ジェロニモスかモノグラムのポシェット・ガンジュの2択でした。そのため人気が集中し若者を中心に大流行しました。
ジェロニモスは、いくつかのマイナーチェンジがされ2018年まで販売されていました。ジェロニモスの流行以降は多くのミニバッグやバムバッグが販売されていましたので、選択肢が広がったというのもありますがジェロニモスは現在のミニバッグの先駆け的存在であったのは間違いありません。
中古S~A | 8万~6万円台 |
中古A~B | 7万~4万円台 |
何段階かにわけてマイナーチェンジがされていますので、最終モデルが特に高値で取引されています。見た目は変わりませんが細かな箇所を見るとかなり仕様変更があります。現在販売されているルイヴィトンのボディバッグは、定価が平均20万円台ですのでより手頃にルイヴィトンのボディバッグを入手するにはジェロニモスという選択肢が生まれきます。現在でもコンディションの良い中古のジェロニモスは大変人気です。
やっぱりルイヴィトン!ということが納得です。廃盤になってもなお価値が変わらない、むしろ価値があがっているブランドはそう多くはありません。熟練された職人が精魂込めて作り上げたバッグの良さは、年月が経過しても変わることがありません。親から子へ代々受け継いでいけるアイテムが数多くあり時代を気にせず愛着を持って使用できるバッグって素敵ですよね。
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