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グランドセイコー日本が世界に誇れる腕時計メーカー“SEIKO”。そのセイコーの創業者をご存じですか?創業者の名前は、
服部金太郎氏。
服部金太郎氏は1860年生まれ、現在の東京都中央区出身。小さいころから近所にあった時計店に興味を持ち、いくつかの時計店に時計修繕の技術を学ぶために入り自分の店を持つための資金集めと修行を続けます。そして1881年、21歳の時に自宅近くに『服部時計店』を開業。中古の時計を安く買取り、修理して販売する手法を始めます。数年後には銀座に店を移転しこの頃から輸入時計の販売も開始します。
1892年には時計製造工場『精工舎』を設立します。その後は精工舎で製造した時計を服部時計店で販売し時計業界の確固たる地位を築いていきます。
その後、順調に拡大していった精工舎ですが、1923年に関東大震災が発生し銀座のビルはほぼ全焼、営業所なども焼失し甚大な被害を受けてしまいます。金太郎氏はこの時62歳、一度は落胆するものの、なんと震災4日後には精工舎の再開を宣言し復興を開始します。震災前にお客様から修理のために預かっていた約1500個はもちろん焼失してしまっていましたが金太郎氏は新聞広告を出し、そのお客様たちに修理前の製品と同程度の新品にて返済するということで大きな話題になったそうです。やはり『日本の時計王』を呼ばれていた偉大な人物の行いは、人の心を動かします。
そして震災の翌年には新しいブランドSEIKOの腕時計が開始されるという、早いスピードでの復興が始まります。関係者の努力の賜物に加え、震災で燃えてしまった機械の多くが修理で使用可能であったこと、関東大震災の前日に新しい腕時計の試作品が完成していて焼失を免れたということが精工舎の復興を促進し、この新作が後のSEIKOの発展の礎になったことは間違いありません。
精工舎の復興は順調に進み、1932年に服部時計店本展が出来上がります。(みなさんご存じの、現在の和光ビル)しかし、翌年金太郎氏は病に倒れ1932年に73歳でその生涯を閉じました。
このように金太郎氏の生涯をたどっていくと、若かりしときからの時計に対する強い意志や忍耐力が感じられます。そして人間的にも非常に魅力的でまわりを動かす力があります。金太郎氏は、常に世間より一歩先を進み(ただし一歩だけ、何歩も進んでしまうと世間とかけ離れてしまうというのが金太郎氏の考え)、急がず休まず邁進し続けていたことがうかがえます。創業時より「精巧な時計を作る」ということを固く決意され、製造会社を『精工舎』と命名しています。この決意は並々ならぬものであったということが予想できます。
また今では商売をするうえでは当たり前のことですが、支払いの期日を守るということを実行した金太郎氏。日本ではまだまだそのような風習がなかった時代に、支払いの期日をしっかり守ることで信頼を得ていきます。ほんとうに人より一歩先をいく精神を実行し現在のSEIKOのもとを作り上げた偉人です。
創業者 服部金太郎氏が1860年に生まれてから160年を迎えます。そこで限定50本というスペシャルな限定モデルを2021年1月に発売されます!
SBGZ005
ムーブメント:9R02(手巻き)
駆動時間: 最大巻上時約84時間持続
外装 :プラチナ
ケースサイズ :横 37.5mm × 厚さ 9.6mm
日本国内定価 11,550,000 円(税込)
服部金太郎モデルと一緒に、金太郎氏が創立した『服部時計店』創立から140年を記念して限定モデルが発売されます。限定350本。
SBGW260
ムーブメント :9S64(手巻き)
駆動時間 :最大巻上時約72時間(約3日間)持続
外装 :18Kピンクゴールド
ケースサイズ :横 38mm × 厚さ 10.9mm
日本国内定価 3,300,000 円(税込)
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