ブランド :
エルメスエルメスは、1837年の創業以来家族経営を貫いているブランドです。フランス国内の生産拠点を維持し、ものづくりのノウハウを次世代に継承し持続させるためのビジネス設計をしているブランドです。
さまざまな点に妥協を許さずこだわりぬいてものづくりをしていることが、エルメスの製品からは伝わってきます。toひとつひとつが熟練された職人の手で作られて、その技術が新しい職人さんに継承されていく・・・世界中の人々にエルメスの製品が人気で支持されているのは、そんなエルメスのスタイルに共感している人々が多いということでしょう。
エルメスの製品に使用されているレザーは、数多くの種類がありすべてが最高品質です。革によってさまざまな特徴があり、名前も付けられています。創り出す製品に最適な革が使用され、素晴らしいエルメスのレザーグッズが誕生するというわけです。今回は、エルメスの中でもよく使用されている革の種類と特徴を見て行こうと思います。
ヴォー・・・1歳未満の仔牛の雄の革
ヴァッシュ・・・雌牛の革
ヴァシェット・・・雌仔牛の革
▽ヴォー・トゴ▽
1997年に登場。 細かくて丸みのあるグレインが特徴。エルメスではアイコンとなっている素材。製品によっては、筋や皺が目立つものも多く、個性がある素材。
1997年の年間テーマ『アフリカ』の時に誕生した素材なので、アフリカの国家の名前が付けられています。
※グレインとは・・・革表面の模様、型押しのこと
▽トリヨン・クレマンス▽
1992年に登場。使えば使うほど柔らかさの増しくたっとする素材。トゴよりグレインがやや大き目。 雄牛の革を使用。トゴと並びバッグ・小物と幅広く使われている。
クリエイターの娘さんの名前をそのまま名付けた素材です。
▽スイフト▽
初登場は2004年。とても柔らかく洗練された革。目に見えないほどのグレインで発色のよい素材。
繊細な印象があり柔らかいため、少し傷がつきやすい素材ですが非常に発色が良い素材です。ガリバー旅行記の著者“ジョナサン・スウィフト”から名付けられた革です。
▽ヴォー・エバー・グレイン▽
2004年に登場。ほぼ見えないくらい繊細で細かく浅く、規則正しいグレインが特徴。質感も良く、女性らしい素材。
▽ヴォー・エバー・カラー▽
2012年より登場。プリント加工された規則的な小さめなグレイン。経年とともにやわらかく艶が出る素材。小物に多く使用されカラーバリエーションも豊富。
▽ボックス・カーフ▽
艶があり高級感のある素材。硬い素材なため傷がつきやすいが経年とともに光沢を帯びてさらに雰囲気の良くなる素材。
イギリスの靴職人である“ジョセフ・ボックス”の名前が付けられたエルメスを代表する素材です。
▽タデラクト▽
ボックス・カーフ同様にガラス加工された雄仔牛の革。経年とともに光沢を帯びて質感の変化がある素材。
▽ヴォー・エプソン
2004年に登場。エルメスを代表する人気素材。規則的なプリント加工で規則的なグレイン。型崩れしにくい、傷に強い素材。
▽ヴォー・エプソン・スープル▽
2015年に登場。エプソンにとても近い特徴ではあるが、エプソンより柔らかい質感。摩擦に強く、使用感が目立ちにくい特徴あり。
▽ヴォー・グレネ・ムッシュー▽
2018年に登場。繊細で、細かく丸いふくらみを持つグレイン。型崩れしにくく、経年とともに使用が顕著な部分は光沢が現れる。エプソンに似た型押し。
▽トリヨン・モーリス▽
2017年に登場。小さくて丸みがありはっきりしたグレインが特徴。クレマンスよりハリのある革。経年とともにざらつきと艶が出る。
▽ヴォー・バレニア・フォーブル▽
2016年に登場。ヴォー・バレニアを進化させた素材。細かなグレインとワックス感のある素材。バレニアより柔らかくベルベット調。使い込むにつれて風合いが増す。
エルメス1号店のあるフォーブル・サントノーレ通りから名付けられたレザーです。
▽ヴォー・ネゴンダ▽
2002年より登場。表面を収縮させてシボ感を出したレザー。マットで強いシボ感が特徴。主にガーデンパーティなどのトートバッグに使用される。
▽ヴァッシュ・カントリー▽
2012年に登場。ネゴンダ同様に主にガーデンパーティに使用される素材。プレス加工されハリがあり固めな肌触り。
▽ヴァシェット・クリスペ・フィヨルド▽
マット感と凹凸があまりない粗めなグレインが特徴。筋がはいるものもあり個体差あり。特に耐水性に優れている。型崩れもしにくいがやや重量感がある素材。ヴァシェットとは雌仔牛を用いた革。
▽ヴォー・グレネ・クシュベル▽
現在は廃盤となっているが人気素材であった。光沢のある細かなグレインが特徴。クシュベルが廃盤になりリセ→エプソンと後継素材が誕生。
▽ヴォー・グレネ・リセ
クシュベルが廃盤となり登場したリセ。クシュベル同様に光沢のある細かなグレインが特徴。リセも廃盤となりエプソンが後継の素材となった。
▽ヴァシェット・グレネ・アルデンヌ▽
雌仔牛のレザー。プレス加工された凹凸の浅いグレインが特徴。型崩れしにくいがやや重量感を感じる素材。現在廃盤。
▽ヴァッシュ・リエジェ▽
アルデンヌの後継素材として2004年に登場。雌牛のレザー。凹凸のないグレイン、型崩れしにくく耐水性のある素材。現在は廃盤。
▽シェーブル・ミゾール▽
初登場は1990年代。型押し加工による特殊なグレインが特徴。軽い光沢をもつヤギ革らしい持ち味。経年とともにやわらかく艶を帯びる素材。
産地のインド南部の町の名前“ミゾール”から名付けられました。
▽ヴィブラート▽
染色されたヤギ革を何層にも重ねて貼り合わせて裁断し、断面を使用した素材。現在は廃盤。
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