ブランド :
ブログ「国内でもっとも有名なジュエリーブランドは?」
という質問をしたら、おそらくティファニー、カルティエ、ブルガリといった名前があがってくるのではないかと思います。
しかし、そういった日本で知名度のあるハイジュエリーブランドではなく、世界全体を見た場合に知名度があって格式の高いジュエリーブランドが他にもいくつか存在します。
今日はそんな、世界を代表するハイジュエリーブランドについてみていきたいと思います。
宝石好き、ブランド好きの方は耳にしたことがあるでしょうか『5大ジュエラー』『5大宝飾店』という言葉を。
この2つには、その名の通り5つのジュエリーブランドがそれぞれ位置付けられています。この2つのグループ、呼び名が似ていることからちょっと混乱する場合が💦
今回はこの2つのグループがどんなもので、どんなブランドが所属しているのかを見ていきたいと思います。
5大ジュエラーとは、世界的に知名度、人気度ともにあり、歴史のあるジュエリーブランドのことです。どこかの教会などが選んだというわけではなく、自然とそう呼ばれるようになった5つのブランド、です。
5大ジュエラーと呼ばれるブランドは、
〇ハリーウィンストン (アメリカ)
〇ティファニー (アメリカ)
〇カルティエ (フランス)
〇ヴァンクリーフ&アーペル (フランス)
〇ブルガリ (イタリア)
の5つとなります。
HARRY WINSTONは、アメリカのニューヨークで1932年に誕生したブランド。宝石商ハリー・ウィンストンが自らの名前を冠したジュエリーブランドをスタートさせます。
ハリー・ウィンストンは、世界的に有名な宝石の3分の1を所有したと言われ『キング・オブ・ダイヤモンド』と称されています。
ハリー・ウィンストンとハリウッドとのつながりは強く、アカデミー賞授賞式で女優が身に着けている豪華な宝石はハリーウィンストンであるケースが非常に高く「スターたちのジュエラー」という名声も手に入れています。
日本でも著名人の婚約指輪がハリーウィンストンだった!などとよくニュースで目にします。世界中が憧れるハイジュエリーブランドです。
TIFFANYは、アメリカのニューヨークで1837年に誕生したブランド。日本では最も知名度のあるジュエリーブランドとも言えるでしょう。ハリーウィンストンと同じアメリカのニューヨークで創業されたブランドですが、100年近く前にすでに創業されていた歴史のあるブランドです。
コマツグミという鳥の卵の色から「ティファニーブルー」は誕生しました。
このターコイズカラーの卵を産む鳥は他にも数種類いるそうです!
またティファニーといえば、「ティファニー セッティング」と呼ばれている留め方。ダイヤモンドが最も綺麗に見えるセッティング方法として業界では定着し、今もなお婚約指輪の定番として人気があります。
TIFFANYは2019年にLVMHグループの仲間入りに!
最近はメンズコレクションも豊富になってきましたね。
Cartierは、フランスで1837年に創業されたブランド。カルティエもティファニーに次いで日本国内ではとても知名度のあるジュエリーブランドです。
創業以来、ヨーロッパ貴族から絶大な信頼を受け王室御用達のブランドです。非常に歴史のあるブランドで、その時代にあった数々の画期的なデザインや新しい技術を提案しここまで成長してきたジュエリーブランドです。
定期的に大ヒットアイテムを生み出すブランドでもあり、世界中にファンの多いラグジュアリーブランドです。
『ラブコレクション』『トリニティ』など
ほんとに息の長い人気アイテムが多いのがカルティエですね♡
BVLGARIは、イタリアで1847年に創業されたブランド。2011年にLVMHグループ入り。他のブランドとは違い買収ではなく創業者による株式交換という形でグループ参入しています。
ブルガリは1991年にブルガリジャパン設立で日本に進出。ミレニアムを記念してに『ビーゼロワン』が発売され、日本でも大人気になりました。20年以上もロングセラーとして販売されています。
ビーゼロワンを超える新作がなかなか出てこない!?
そろそろ爆発的ヒットが欲しいところですね♡
最近ではバッグや小物などの革製品も人気です。
Vancleef&Arpelsは、1906年にフランスで設立されたジュエリーブランド。パリのヴァンドーム広場に誕生しました。
1968年に誕生した『アルハンブラ』コレクションが日本でも大ヒットとなり、一躍国内でも広く知れ渡るジュエリーブランドとなりました。
アルハンブラは四葉のクローバーをモチーフにしたコレクションですが、幸せの象徴となっているモチーフや天然石などを使用し個性豊かで遊び心のあるコレクションを生み出す唯一無二のジュエリーブランドです。
パリの五大宝飾店とは、別名「グランサンク」と呼ばれ
〇メレリオ
〇ショーメ
〇モーブッサン
〇ブシュロン
〇ヴァンクリーフ&アーペル
のことを指します。
1947年に結成された「フランス高級宝飾店協会」に所属する5つのブランドをパリの五大宝飾店と呼びます。すべてパリのヴァンドーム広場にあるブランドとなります。
前にあげた「世界5大ジュエラー」は世界でそう呼ばれるようになったのに対し、「パリ5大宝飾店」はブランド創業者たちが会合を開いて結成した活動ということになります。
グランサンクとは関係ありませんが
日本のブランド「MIKIMOTO」もヴァンドーム広場にお店があります♡
MELLERIOは、1613年にフランスでメレリオ家が創業。家族経営を貫いている、世界最古のジュエリーブランドです。現在15代目という長い歴史を誇っています。
格式の高いハイジュエラーですが、日本では路面店はなく高島屋などの百貨店での扱いがあるのみです。なかなかハードルの高いブランドですが、ジュエリー通には有名なメレリオです。
CHAUMETは、1780年にフランスで創業。マリーアントワネットのジュエラーであったアンジュジョゼフ・オベールの元で修行を積んだマリ・エティエンヌ・ニトが自らショーメを創業しました。
ティアラやハイジュエリーを製作し王室御用達としての地位を築き上げ現在に至ります。
日本ではフランス語で“絆”を意味する「リアン」シリーズが最も有名。そのほか「ジョゼフィーヌ」「ビーマイラブ」といったコレクションが支持されています。
ショーメもLVMHグループ!
1999年から傘下となっています。
LVMHグループはジュエリー界でも強し。
BOUCHERONは、1893年に宝石技師のフレデリック・ブシュロンがヴァンドーム広場に店舗として創業。
2004年に発表した「キャトル」が大人気に。ヴァンドーム広場の石畳からインスピレーションを得て製作された個性的でハイセンスなシリーズは現在も日本でかなりの支持を受けています。
ブシュロンは現在グッチやバレンシアガと同じ
ケリンググループの保有会社です!
MAUBOSSINは、1827年にフランスで創業。
ブランドロゴとなっている流れ星もモチーフにしたと言われている「エトワール」がアイコンとなっています。日本国内には路面店はなく、百貨店での取り扱いのブランドですが、歴史があり格式の高いハイジュエラーです。
モーブッサンは、グループ企業に属さず独立して経営している近年では珍しいブランドです。
1906年に創業のVancleef&Arpels。「5大ジュエラー」と「グランサンク」ともに名を連ねている唯一のジュエラーです。
いかがでしたでしょうか。「グランサンク」に属するブランドは、日本国内で路面店がなく百貨店でのみの扱いのブランドもあり、やや知名度という点では弱いかなという印象はありますがそれは日本では、という意味です。
世界的に見た場合、歴史、知名度もありハイクラスのジュエリーを生み出すブランドとして評価されているブランドばかりです。またほとんどのハイジュエリーブランドが、LVMH、ケリング、リュシモンの傘下ブランドであるということもわかりました。
現在、独立した企業として運営している「モーブッサン」と「メレリオ」が今後どうなっていくかも動向を見ていこうと思います。
まずは一度、お問い合わせください。
買取小町では只今、以下のブランドを強化買取を行なっております。